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【コンフェデレーションズカップ2017/カメルーン対チリ戦レビュー】南米王者が見せつけた底力

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 photo by Nazionale Calcio

 

 <やや悪い流れになりながらも先制したのは…>

 

 カメルーン 0-2 チリ

得点者:チリ=ビダル(81分)、バルガス(90+1分)

 

カメルーンのスタメンと交代選手/4-3-3システム】

GK⓵オンドア/DF②マブカ、⑤ヌガドゥ、④テイケウ、⑲ファイ/MF⑰ジュム、⑮シアニ(86分:⑦ヌガマレウ)、③アンギサ(89分:⑭マンジェク)/FW⑬バソゴグ、⑩アブバカル、⑧ムカンジョ 

【チリのスタメンと交代選手/4-3-3システム】

GK㉓エレーラ/DF④イスラ、⑰メデル、⑱ハラ、⑮ボーセジュール/MF⑧ビダル、㉑ディアス、⑳アランギス(71分:⑤シルバ)/FW⑥フエンサリダ(64分:バレンシア)、⑪バルガス、㉒プッチ(58分:⑦サンチェス)

 

【試合内容】

 前半から勢いよく攻め込んでいったのはチリだった。引いて守るカメルーンを相手にポゼッション率を高め、圧力をかけていく。主力のサンチェスを足首の負傷で欠きながらも、MFのビダルを軸にゴールへ迫っていった。

 

 しかし、肝心のゴールは奪えない。前半終了間際にビダルのパスに抜け出したバルガスがネットを揺らしたが、ここでビデオアシスタントレフェリーにより審議。その結果、オフサイドと判定され、幻のゴールになった。

 

 これでリズムを崩したチリは、後半に入るとややトーンダウン。58分にコンディションが万全ではないサンチェスをピッチに送り込み、先制点を奪いにいくが、カメルーンの守備網をなかなか崩せない。

 

 時間の経過とともに流れはカメルーンへと傾きかけた。それでも、そこで崩れないのが南米王者である。終盤の81分、左サイドからのサンチェスの巧みなクロスに、ゴール前で待っていたビダルが打点の高いヘッドで合わせてついに先制。相手に行きかけていた流れを一気に手繰り寄せた。

 

 そして90+1分には、縦パスに抜け出したサンチェスがGKをかわしてシュート。これはカメルーンのDFに止められるが、こぼれ球に首尾よく反応したバルガスが冷静に蹴り込み──。底力を見せつけたチリが終わってみれば2-0と勝利した。

  

【感想】

  前半終了間際のチリのゴールが、ビデオアシスタントレフェリーによって取り消された。ポルトガル対メキシコ戦でもあったが、すでにビデオアシスタントレフェリーは廃止にすべきだと思っている。ゴールが決まった後の“あの間”、つまり、ビデオで判定している時間が実に微妙なのだ。サッカー特有のスピーディーさがビデオアシスタントレフェリーよって消されてしまっている。

 

 文句はさて置き、カメルーンの身体能力以上にチリの底力、少し流れが悪くても強引にゴールを決めて勝利をモノにするあのふてぶてしさが凄かった。イラク戦の日本にはなかった勝負強さが、カメルーン戦のチリにはあった。

 

 サンチェス、ビダルのようなタレントのテクニックを見ていると、やはり日本は弱いなあと、改めて感じずにはいられなかった。