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【コンフェデレーションズカップ2017/準決勝/ポルトガル対チリ戦レビュー】チリのGKブラーボが起こした奇跡

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 photo by Nazionale Calcio

 

 <チリのGKブラーボがPK戦で驚きの…>

  

ポルトガル 0-0 チリ

得点者:なし

PK戦

チリ(先行)/ビダル(成功)、アランギス(成功)、サンチェス(成功)

ポルトガル(後攻)/カレスマ(失敗)、  モウチ―ニョ(失敗)、ナニ(失敗)

 

ポルトガルのスタメンと交代選手/4-4-2システム】

GK⓵R・パトリシオ/DF㉑セドリック、②B・アウベス、⑥フォンテ、⑲エリゼウ/MF⑩B・シウバ(83分:⑳カレスマ)、㉓アドリエン(102分:⑧モウチ―ニョ)、⑭ウィリアン、⑮A・ゴメス(116分:⑱ジェルソン)/FW⑨A・̪シウバ(76分:⑰ナニ)、⑦ロナウド

 

【チリのスタメンと交代選手/4-4-2システム】

GK⓵ブラーボ/DF④イスラ(120分:⑥フエンサリダ)、⑰メデル、⑱ハラ、⑮ボーセジュール/MF⑧ビダル、⑳アランギス、㉑M・ディアス、⑩P・エルナンデス(112分:⑤シルバ)/FW⑪バルガス(86分:⑯ロドリゲス)、⑦サンチェス

 

【試合内容】

 最初の決定機はチリ。前半の6分、サンチェスのスルーパスに反応したバルガスがGKと1対1になったが、ポルトガルの守護神R・パトリシオに防がれてしまった。

 

 すると、直後の7分にはロナウドのチャンスメイクからA・シウバがGKと1対1に。しかし、今度はチリの守護神ブラーボが懸命のセーブでゴールを許さなかった。

 

 以降は両チームともになかなかチャンスを作れない展開となり、前半は0-0で終わった。

 

 後半もポルトガル、チリともに守備陣が踏ん張り、ゴールを許さない。58分にポルトガルロナウドがエリア内でボールを受けたチャンスも、チリのGKブラーボが好セーブ。スコアは動かなかった。

 

 ポルトガルはナニ、カレスマと攻撃的な選手を投入するが、チリも懸命な守備で対抗。結局、0-0のまま延長戦に突入した。

  

 双方が死力を尽くした延長戦でも勝負はつかず、勝敗の行方はPK戦へ。そのPK戦でチリのGKブラーボが魅せる。なんとポルトガルのキッカーを3人連続止めて、チリを決勝に導く立役者となった(PK戦はチリの3-0)。

 

【感想】

 目を奪われたのは後半55分くらいのチリのパス回し。意識がしっかりと“縦”に向いているから怖さがある。これが“横”や“後ろ”向きのパスが多くなると怖くなるのだが、チリのパス回しは相手からすれば厄介。そんな巧妙さが見え隠れたシーンだった。

 

 また延長戦に入ってもブレない両チームの技術の高さも光った。疲労が蓄積したなかであそこまで技術を高いレベルで保てるのは見た目以上に難しい。

 

 ただ、最大の驚きはチリのGKブラーボの3連続セーブ。PK戦で「3-0」というスコアは滅多にお目にかかれないだけに、 ブラーボはひとつの奇跡を起こしたと言っていい。