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進撃の杉本健勇。オーストラリア戦に挑むハリルジャパンの秘密兵器になる?

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 photo by martha_chapa95

 

<以前にも増して際立つゴール前での落ち着き>

 

 杉本健勇セレッソ大阪)の勢いが止まらない。今季のJ1リーグでは、7月2日のFC東京戦から5試合連続ゴール、しかも同22日の浦和戦と8月5日の札幌戦ではいずれも2得点とまさに絶好調なのだ。

 

 特筆すべきは、以前にも増して際立つゴール前での落ち着きだ。何人かのDFに囲まれていても、絶妙な位置取りでボールを収め、正確なシュートでネットを揺らす。直近の札幌戦では開始わずか1分で綺麗なミドルを叩き込み、さらに打点の高いヘッドでチームの3点目を奪うなど、得点パターンが多いのも強みだ。

 

 このところの活躍はまさに神がかっており、おそらく7月度のJ1リーグ月間MVPにも選ばれるはずだ。

 

 ストライカーという“生き物”は実に面白いもので、勢いに乗ると手がつけられなくなる。今の杉本も自信に満ち溢れており、「ゴールが欲しければ俺にボールをよこせ」的なオーラを醸し出している。それは良い意味でのエゴであり、敵にしたら極めて厄介なものだ。

 

 <今、大迫の穴を埋められるのは…>

 

 そんな杉本がもしかすると、ハリルジャパンの救世主になるかもしれない。というのも、ドイツのケルン所属の大迫勇也が7月31日の練習試合(ケルン対ボローニャ戦)で右足靭帯を痛めて長期離脱の可能性が出てきたからだ。

 

 大迫と言えば、ハリルジャパン不動のセンターフォワードと言っていい。そのストライカーを失った今、大迫の穴を埋められるのは杉本しかいないのではないだろうか。

 

 確かに経験不足は否めない。8月31日のオーストラリア戦でいきなり結果を残せるかは正直、分からない。それでも、今の勢いは決して見逃せないのだ。経験が重視されるDFと違って、FWは勢いでなんとかなる。いや、勢いがなければ務まらない。

 

 今もっともJリーグで頼れるゴールゲッターを使わずして、何が代表チームなのか。大迫を欠いたくらいでオーストラリアに負けるようなら、所詮、日本代表の力はその程度のものである。

 

 ゴールの勢いをかってグイグイとアピールしている杉本。セレッソ・ファンもオーストラリア戦で彼が躍動する姿をイメージしているはずだ。